夏至と梅干し
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それは衝動的な行動でした。
めったに行かない薄暗い八百屋さんの前を通ったら、ダンボールの箱の中、ぷくりとした大粒の梅が店先で光り輝いていましたので、衝動的にお財布から野口さん2枚を取り出していて(お釣りは400円也)、梅干しを漬けるんだ!と雷に打たれたごとく鼻息荒く足取り軽く帰ってきたのでした。
八百屋のおかみさんの手によって選ばれた精鋭たちは、わが食卓の上で甘酸っぱい香りを漂わせて待機しております。
で、ここはネットで漬け方を調べねばということで、四畳半の住人さん_■に行き当たり、はははぁ、梅干しを作るにはこんなに手をかけねばならないんだ、そういえば長野の叔母たちは毎年愛情込めて丹念に作ってるっていう話しを可笑しく話してくれてたっけと、軟弱なわたしは荒かった鼻息が相当萎えてしまったのですが、ここまできたのですからとりあえず漬けてみるのです。

わたしの浅はかな計画では、梅酒を漬けるガラス瓶で漬ければいいやと思ったのですが、それでは木の落としぶたが入らず、ふにゃふにゃのブタの落としぶた(これこれ_■)で代用してみたら均等に重しがかからず、あえなく断念。金物屋さんに走り、野田琺瑯のストッカーを買うという出費があり、これを買ったからには毎年漬けるのだーと、またまた鼻息荒くしてみたり。
その後、本屋さんにてクウネルを立ち読みしたら、60年以上作り続けているという梅干し先生と呼ばれる達人の記事があり(びっしりと梅干しの保存瓶が並ぶ梅干し部屋は圧巻!)、「頃合いを見極める力」が必要という含蓄のある教えもあり、ああやっぱり大雑把なわたしには向かない作業だと思ったり。

水に浸けてみれば、水の幕が綺麗です。
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呼吸してるかのような、水の泡。
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梅漬けの奥深さを知り塩を振る。
2日後に梅酢が上がってきました。
甘酸っぱい香りが充満してます。
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今のところ順調にて、赤紫蘇が出回る頃にまた更新する予定。
ですが、もし更新がなかったら...

失敗したんだと思ってください。
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by calligraphy_m | 2009-06-21 19:09 | 墨(和)
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呼吸するように書く
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