どの花も過ぎれば散って風の吹く
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バレエ帰りにHさんが花屋さんへ寄っていくと言う
ご主人のお墓参りに行くのだそう
バレエ後のふにゃけた身体と心でかなり無防備になっていたわたし
いい季節にお亡くなりになったのねと
(それまでにどこそこの桜が綺麗だなどという話をしていたもので)
すぐに気づいて、ごにょごにょと「いい季節」という失言を濁していると
Hさんは気にしたか気にしないか定かではなく
そうね、桜に見守られるように亡くなったのよ
花屋さんの前で別れた後
彼女に訪れた七回の桜の季節をしんみりと想像した

お茶屋さんで自宅用の手頃な煎茶を試飲させてもらう
今まで馴染みのなかった伊勢のお茶を包んでもらった後
もうひと月もすれば新茶が出回りますよと言われ
今はどこもかしこも桜色の世界なのに、ひと月後の新緑の光景がだぶって
めまい、少し寂しくなる

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勝手気ままに伸びていく(傍若無人と言ってもいいかもしれない)雪柳の花が好ましい

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by calligraphy_m | 2012-04-08 18:30 | イラスト | Comments(4)
Commented by kazuyoo60 at 2012-04-09 12:15 x
この奥様の心境を表されてる桜かな?。春は廻っても、心から楽しむことはなくなってしまわれたか。
この頃はその反対も見聞きのうちですが。
Commented by soukichi at 2012-04-09 23:03 x
言葉ってほんとに難しいよね。
でもできるだけこころを鎧うことなく、ちょっと乱暴な物言いができるくらいの関係が私はいちばんラクチンでありがたい。
そうそういないけど・・・・・・

『願わくは花の下にて春死なん 』という言葉がこころのどこかにおありの方なら、じゅうぶんにcalligraphyさんのいわんとするところは伝わったんじゃないかな。気にしなくても。

そうそう、父が先日calligraphyさんの書を褒めておりました。
うちの父に褒められても嬉しくないと思うけど(^-^)
Commented by calligraphy_m at 2012-04-11 06:01
>かずよさん
彼女の想いは想像するしかないのですが
時間というやつは、少しは助けになっているのではないかと
Commented by calligraphy_m at 2012-04-11 07:16
>そうきちさん
何でも言い合える仲というのは、理想ですけどねぇ。
でも、人それぞれ琴線に触れることは違うわけで、オブラートに包むことも礼儀といいますか、日本人ならではの優しさといいますか。
お父様、お加減はいかがですか?
褒めてもらうことは少ないので、とてもうれしいですー。
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