キオクノイロ
f0024090_18581758.jpg




f0024090_1739192.jpg


灰汁が払われた透明な緑。
今年もこの緑に会えた。



「かあちゃんの蕗の煮物は旨いよなぁ」と暗に催促する父。
「蕗を煮るのはいいんだけど、スジむくのが面倒なのよね。」とぼやく母。
記憶の片隅に潜り込んでいた光景が、ふわふわと浮かんでくる。
甘くて重い傘に隠れて過ごした幼い日を思い出して
透明な緑の中で溺れそうになる。

そう、この春もノスタルジックな記憶の色を探りながら
蕗のスジをいっぱいいっぱいむきましょう。
[PR]
by calligraphy_m | 2007-03-08 15:51 | 墨(象) | Comments(18)
Commented by kazuyoo60 at 2007-03-09 19:22 x
春色の蕗ですね。ホントに綺麗な黄緑です。
私はさっと湯がいてから剥いてます。それでないと手が真っ黒になります。
美味しい煮物が出来ましたね。
Commented by inuinui01 at 2007-03-09 22:03
春ですね。
しかしとても綺麗な色!
なごやかな気持ちになりましたよ^^
Commented by ピノコ at 2007-03-10 12:31 x
わわわ~
私もかーちゃんの蕗の煮物。食べたくなってきました!
のびのびのいいミドリですね
Commented by fastfoward.koga at 2007-03-10 13:22
今、お弁当に蕗が入っていて、よけたところです・・・。
蕗は苦手なんです。わたくし。
Commented by soukichi at 2007-03-10 18:29 x
爪まで指が真っ黒になるけどね。

蕗の煮物、かぼちゃの煮物、生のタラコと糸こんにゃくをショウガで甘辛く煮たやつ、とろろのかかった麦飯、いまや食べたくても食べられない母の味。
自分で作っても同じにならんのだ。

>甘くて重い傘。
素敵な表現。

アンジェラ・アキが結婚して、実は再婚だったってTVでやってた。
いま歌ってる新曲の「桜色した君」っていうのは最初に結婚した人のことを歌ったんだって。
だから彼女のキオクノイロは桜いろ。

Commented by naopazzo at 2007-03-10 23:42
 ふきをほお張ってしゃくしゃくとやったときの,春の香りも伝わってきそうですね。

 子供の頃は,ふきって嫌いだったけど,今はうまいと思うなー。大人になってから,おいしく思えるものっていっぱいありますよね。
Commented by calligraphy_m at 2007-03-11 01:13
>和代さん
むきむきと苦労した後に、美味しい煮物ができあがりました。ほくほく。
ほくほくしながら、懐かしい春がやってきました。
わたしの春は蕗とともにやってくるのです。にこにこ。
Commented by calligraphy_m at 2007-03-11 01:14
>inuinui01さん
春ですよー。
この緑に毎年恋に落ちるのです。
この緑に毎年溺れるのです。
年々、激しい恋になってます。笑。
Commented by calligraphy_m at 2007-03-11 01:16
>ピノコさんのかーちゃんも、美味しい蕗を作るのですねぇ。
いいな。いいな。
のびのびと予想以上に書けたので、空に向かって深呼吸しました。
水色の空がまぶしかったです。
札幌の空はどんなですかー?
Commented by calligraphy_m at 2007-03-11 01:17
>コガさん
あら、残念。蕗の美味しさを語り合うことができなくて。
よけた蕗をくださいな。笑。
Commented by calligraphy_m at 2007-03-11 01:20
>そうきちさん
爪が黒くなるのも厭わずに、もくもくとむきました。
もくもくとむいてると、セピア色のできごとが頭に浮かんできて
その中には母の味も沢山でてきて...。
嗚呼、そうきちさんのお母様のお料理!美味しそう!
そんなに美味しいお料理を並べられたら
お腹がきゅるるっと鳴ってしまいますよぅ。

アンジェラさん、再婚ですかー。めでたい、めでたい。
桜色って、いろんな人の心の中に懐かしい色として、潜り込んでいるんだろうなぁ。
人それぞれの桜色をのぞいてみたいなぁ。
Commented by calligraphy_m at 2007-03-11 01:22
>naopazzoさん 春の香り、伝わりましたかー?
こういう灰汁の強いものって、大人の食べ物ですよね。
しゃきしゃき&ちびりちびりして(ワインを少々)
しゃきしゃき&ぱくぱくして(雑穀米をたーんと)
今夜も美味しい晩ご飯でした。
Commented by rera-pilika at 2007-03-12 19:57
こんばんは^^。
ああ… やさしい緑ですね~^^。
フキが食べたくなりました。
リンクいただいていたつもりになっていました^^;
今度こそ、いただいてまいります。
Commented by calligraphy_m at 2007-03-13 00:15
>rera-pilikaさん
こんばんはー。
白金の大自然を少しでも感じたくて、お邪魔しています。
モニターの前で深呼吸してみるのです。
すこーしだけ新鮮な空気を吸った気がするのですが
前も横も後ろもホコリっぽいのが現実...。
ふぅぅぅっとあきらめのタメイキをつくのです。(掃除しろーーっと心の声が。)
こちらこそよろしくお願いします。
Commented by ロココ at 2007-03-13 09:33 x
わー、この書がなんともかんとも好きだ~。春はいいなぁ。
実家に蕗がわんさと生えているのですよ。
もらってくることにしょう!
それにしても、はるのさみどりはいいね~。
Commented by calligraphy_m at 2007-03-13 18:10
>ロココさん
「さみどり」って言葉、水滴る新鮮な緑をイメージします。
メモっておこう。笑。
ご実家の蕗、うらやましい。
ぜひ、スジむきにお伺いしたい!
Commented by jamartetrusco at 2007-03-14 02:28
春の萌葱色というのかそんな感じのイメージ。
自然の事物を使った色を表す言葉、日本語の美しさをつくづく感じます。
このシンプルな短冊状の筆、恐れ入りました。
Commented by calligraphy_m at 2007-03-14 19:38
> jamartetruscoさん
萌葱色...日本の色名は、まぶたに自然と浮かんでくる名前がついていて、昔の人よ、よくぞつけてくれました、ありがとう、って感謝状を差し上げたいところです。
イタリアの色にも、燦々と太陽に照らされて、できあがった沢山の色名があるんだろうなぁ。それぞれの土地特有の色があって、色って本当に奥が深いです。
この短冊状のものは、インクが出なくてかすれたマジックで書いたもの。書いているうちに、あららら、蕗に見えてきたーーって嬉々としてインクの出ないマジックと戯れました。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 新種大根 呪文 >>


Top

呼吸するように書く
by calligraphy_m