秋分の日に出会う。
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「舟越桂 夏の邸宅」_■
またしてもギリギリの最終日に駆け込んだ。
「夏の邸宅」というサブタイトルがついてるだけに、夏の盛りの蝉時雨の中、あぢぢーと汗を拭きながら、庭園美術館の"あの”空間で静かに佇んでいる舟越彫刻群と出会う...そんな暑と冷、動と静のギャップを楽しめりゃぁいいやねと計画を立てるも、なかなか行く心の余裕がなく、ようやく行く気になったのは途絶えがちのツクツクホウシの鳴き声に急かされたから。
ほのかな照明に照らされた彼らは、陰影も美しく、静かな表情を浮かべて存在していた。ずっと昔から、あの書庫に、あの暖炉の上に、あのバスルームにいたかのように。
制作過程のVTRには引きこまれた。長かったけど。
私の勝手なイメージでは、舟越さんは大層気むずかしくて神経質なんでは...と思っていたら、中野くんと呼ばれるお弟子さん(?)との会話は楽しく、作業風景は結構ゆるんでいたものの(失敬。)、作品に対する視線の厳しさや妥協を許さない姿勢に、ははーとひれ伏す。眼を作る繊細な作業には息をのむ。

暗くなってきたから、そろそろお暇しようと出口へ向かったら、舟越さんご本人と鉢合わせ。この感動を伝えられないものかと逡巡してる間に、すれ違ってしまい...ああ、残念。
昼と夜の長さが同じになった日に、心の芯がぷくりと膨らんだ。
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by calligraphy_m | 2008-09-24 00:46 | 墨(象)
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