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書をつま弾く、そして歌う。

呼吸するように書く


by calligraphy_m

やはらかな帽子のつばに歩を合わせ

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先日の「ニッポン全国俳句日和」で大賞になった「落花また落花金沢日和かな」。今でも何かの折にふと口に上って頭の中でぐるぐる。「か」が4回出てくるリズム感が心くすぐる原因だろうなぁと理屈っぽく。いや、ただただ金沢の落花情景を軽快に歌っているのがいいのだわと、またまたぐるぐる。
ああ、なんだかこうやって文章にすると、素晴らしい句が色褪せてしまいます。やっぱり俳句というのは、説明しないことで趣を深くするのでしょう。読んだ人の解釈にゆだねて...などと、またまた理屈っぽくなり。
なので、上のタイトルの拙句も、四の五の言わず、説明しないことにいたしましょう。
「緑ゆれ帽子のつばの柔らかき」「緑陰の帽子のつばのゆれる道」も一緒に作ってみましたが、なにがなんだかさっぱりわからず。やっぱりどなたかに添削してもらっては...?とつらつら思う、天下太平、お昼寝モードの午後であります。
by calligraphy_m | 2010-05-02 16:49 | 墨(和)